その他令和8年8月3日
保全区域の指定基準及び中部圏の将来像・目標に関する告示等
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保全区域の指定基準及び中部圏の将来像・目標に関する告示等
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第3節 将来像・目標
1. 中部圏の目指す方向
様々なリスクに直面する中部圏には、その影響を最小化するとともに、社会全体でのカーボン
ニュートラルへの対応、コロナ禍を契機とした暮らし方・働き方の変化、デジタル技術の急速な進
展、行政区域にとらわれない地域の連携による地域生活圏といった持続可能な地域の形成、若者・
女性の圏外への転出等の課題への対応も求められている。
将来に対する不透明感や不安感が増幅する中で、中部圏で暮らす人々のWell-being※6を向上さ
せ、更に深化させていくことを目指す。中部圏の魅力といえるゆとりある生活環境や歴史・文化、
美しい自然を維持しながら多種多様な地域の個性を磨き、リニア中央新幹線の開業による日本中央
回廊の形成を見据え、我が国の経済社会を支える中部圏のものづくり技術を礎に、新たな産業を育
み、持続的に成長する安全で安心で若者や女性にも選ばれる地域へと進化していかなければならな
い。
また、厳しくも豊かで多様な自然、魅力ある都市部と農山漁村及び活力ある産業が共生した北陸
圏においては、令和6年能登半島地震などからの早期復旧・復興を果たしつつ、多様な暮らし方・
働き方を実現できる場を提供するとともに、都道府県域を超え多様な主体で地域の成長につながる
施策を面的かつ効果的に展開する広域リージョン連携を始めとした圏域内外の連携及び国内外との
交流・関係の創出による地域づくりを推進するほか、サプライチェーン※7再編成などの受け皿と
なることで、分散型国づくりを先導する日本海国土軸の中枢圏域として位置付け、その役割を十分
に果たしていくことを目指す。
2. 中部圏の将来像
中部圏の将来像「生活の質が高く持続的に成長する強靭な中部圏」を実現するために、次に示す
圏域づくりを目指す。
(1) 豊かな自然、固有の歴史・文化、ものづくりを始めとした多様な産業を有する中部圏の各地域
が個性を磨き、世界から人が集まり、全ての人が活躍できるQOL※8の高い魅力的な地域をつく
る。
(2) 美しい自然を維持しながら、産学官の連携のもと、我が国の経済社会を支える中部圏の特性を
いかし、気候変動による災害の激甚化・頻発化、巨大地震やカーボンニュートラルへの対応などの
世界的課題に挑み、新たな産業を育み、持続的に成長する強靭な地域をつくる。
(3) 戦略的なインフラ整備による交通・情報通信ネットワークの拡充により日本中央回廊の効果を
最大化し、中部圏内の多様な地域が補完・連携し合って中部圏が一体となることで、我が国の経済
社会をけん引し、世界の拠点としての機能を果たす。
さらに、北陸圏の将来像「住み心地・居心地よく、多彩な魅力を生かして躍動する北陸」を実現
するために、次に示す圏域づくりを目指す。
(4) 「暮らし」の観点では、震災からの生活の再建と災害に強い地域づくり、多様な価値観、ライ
フスタイル・ライフステージに応じた暮らし方・働き方が実現できる地域づくり、市町村界にとら
われず暮らしに必要なサービスが持続的に提供される地域づくり及び北陸の多彩な地域資源を生か
した個性ある地域づくりを通じて、「北陸ならではの暮らしの魅力」を磨き上げ、北陸圏内外の人か
ら「選ばれる北陸圏」を目指す。
(5) 「産業」の観点では、震災からの生業の再建を図りつつ、ものづくり産業の集積と日本海に面
する地域で三大都市圏と等距離にある地理的条件を生かして、新しい価値を生み出し、新たな需要
を取り込み躍動するとともに、日本海側と太平洋側を効果的に二面活用する国土づくりの日本海側
の要となる北陸圏を目指す。
(6) 「交流」の観点では、北陸新幹線及び高規格道路等の高速交通ネットワーク並びに北海道への
フェリー航路、クルーズ船の寄港及び航空路を活用した「新たな交流圏」の形成のほか、自然、歴
史、伝統文化、特産物及び食文化等の多彩な魅力を「関係人口」※9として圏外の人と新しい関係
を構築するなど、新しい交流・関係が創造・拡充する北陸圏を目指す。
3. 目標
2. で示した中部圏の将来像の実現に向けた方向性として、以下の観点で目標を設定する。
(1) 人々の暮らしの観点「すべての地域が魅力あふれる生活圏の創出」
1) 活力ある地方の創生
中部圏のゆとりある生活環境をいかし、安心して子どもを産み育てられるような支援と働く
時間や場所に制約がある人を含めた全ての人が就労しやすい環境づくりを通じて魅力的な雇用
の場を創出する。また、高齢者、障害者、外国人を始めとする全ての人々が生きがいを持って
社会に参画できるQOLの高い魅力あふれる社会の実現を目指す。
活力ある地方の創生には、地域を支える人材を育成・確保し、誰もが安心して暮らせる社会
を形成する必要がある。また、中部圏の強みであるものづくりや豊かな自然環境、歴史、文化
等の地域資源をいかし、人を惹きつける固有の魅力を創出することで地域力を向上させる。
活力ある地方の創生には、地域を支える人材を育成・確保し、誰もが安心して暮らせる社会
を形成する必要がある。また、中部圏の強みであるものづくりや豊かな自然環境、歴史、文化
等の地域資源をいかし、人を惹きつける固有の魅力を創出することで地域力を向上させる。
さらに、国内外から観光客を呼び込み、交流人口の拡大により観光・交流を促進する。また、
地域づくりやボランティア活動の参加等の関係人口の拡大と地域産業を活性化することで地域
力が向上し、地域の個性を磨き上げるとともに、全ての人が活躍し助け合い、多様な主体が参
加する活力ある地域の構築を目指す。
2) 暮らしやすい地域生活圏の形成
人口減少が進む中でも誰もが安心して暮らすためには、身近な生活必需品の買い物、日常の
医療・介護サービス、日常の移動に不自由せず、人々がこの地域での暮らしに満足感が持てる
ようにする必要がある。そのため、デジタル技術を徹底活用した生活環境の維持向上、様々な
交通手段を活用したシームレスな交通ネットワークの形成により地域の生活をサポートし、快
適で安全・安心な生活環境を構築することで、一定の生活機能を備えた拠点を形成し、地域の
実情を踏まえた新たなサービス提供により豊かさが隅々まで行き渡る地域生活圏の形成を目指
す。
その際、中部圏内外の多様な主体による官民連携の推進に加え、市町村界を超えた広域な連
携、民間同士の連携さらには都市部か地方部にかかわらず、互いに交流し、助け合える関係人
口を創出することが重要となる。
(2) 経済を支える産業の観点「ものづくりを礎に世界をリードし続ける産業への進化」
1) ものづくりの高付加価値化と新産業の創出による産業の強化
中部圏が世界に誇るものづくりを礎に、新たな産業を創出し、我が国の経済の安定的な発展
に貢献できるよう、先端技術の研究開発等により産業を強化する。あわせて、スタートアップ
をサポートし、既存産業とのマッチングによる産業の高付加価値化とイノベーションを促進す
る。
2) 持続可能な産業の構築
ものづくりを基軸とした産業構造を持つ中部圏においては、生産性向上や国際競争に優位性
を発揮するため、優良な用地の確保、インフラ基盤やサプライチェーンの強靭化、カーボン
ニュートラルの強力な推進とエネルギー供給の安定化、南海トラフ地震への備えが重要である。
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