その他令和8年8月3日

PJ2-2.広域的な交通インフラを活用した地域連携プロジェクト

掲載日
令和8年8月3日
号種
号外
原文ページ
p.19
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PJ2-2.広域的な交通インフラを活用した地域連携プロジェクト

令和8年8月3日|p.19|原文を見る

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PJ2-2.広域的な交通インフラを活用した地域連携プロジェクト
これまで投資してきた広域的交通インフラを最大限「賢く使う」ことで、ストック効果を引き出し、人口や産業集積をいかした“攻め”の地域経営の展開を図る。
日本における産業の向上に当たっては、例えばネジ1本の品質から本社からの統制で管理する従前のグループ企業による垂直統合型産業から、都市が持つ多様性の連結機能強化により、良い技術や発想を多方面で連携し、水平展開しながら新しい産業を作り上げていくことが今後の産業の発展における転換の一つとなる。
特にイノベーションにおける新しい発想から試作、製品化までを含めた連携には、知識や人材、開発環境の密度が重要であり、一定の密度があることで、新しいアイデアや技術が生まれる頻度が相乗的に高まることが期待される。
首都圏の強みである産業、都市機能の集積状況や機能集積を俯瞰した上で、放射・環状型での広域ネットワーク型の交通インフラの充実と、各地域が有する人材、産業、都市機能の集積の効果を更に強化し「集積の好循環」により、「新しい価値」を生み出す。
人流の面では日本中央回廊と連携した知的対流・ビジネス・観光交流を、物流の面では商圏・販路の拡大と、都市間での機能補完等を図る。
また、産業、都市機能が高密度に集積されている首都圏の現状から、地域的な視点や首都圏全体でのリダンダンシー確保を踏まえ、広域連携プロジェクトの実施状況を確認する。
リニア中間駅を核とした新たな圏域形成に向け、時間距離短縮の効果とデジタル技術の活用から生まれる新たな「生活・交流」及び「産業・しごと」、圏域をつなぐ「観光」、これらを支える「交通ネットワーク」の4つのテーマ別に以下のとおり取り組む。
(生活・交流)
リニア中央新幹線開業に伴う新たな人流の創出とその循環の活性化を通じた二地域居住の促進等により、若者世代を始めとした関係人口の日本中央回廊エリアへの増大を図るとともに、自然豊かな環境の中で、品川・名古屋といった中央の都市と4県の中間駅を中心としたこれまでに類のない都市と地方にまたがる新しい暮らしの実現に向け取り組む。その結果として、医療・福祉、交通、買い物などの地域課題についても、関係人口と住民が連携して対応する新たな地域づくり(地域生活圏)の推進を図る。
(産業・しごと)
リニア中間駅周辺地域のロボット、航空宇宙産業・水素エネルギー等の先端技術拠点の形成や地場産業の強み、及びこれらに係る人材・ソリューション等の協力・連携を図り、新たなビジネスの創出による商圏・販路の拡大を図る。あわせて、圏域間の人流・物流の活性化を図ることにより、圏域全体の活力を広域に波及させ我が国の成長をけん引する次世代のビジネスフロンティアの形成に向け取り組む。これらにより、日本をリードし、支える「日本中央回廊」の形成を図る。
(観光)
隣接圏域等とも連携し、各地の観光資源・文化資源を保全・活用するとともに、その持続可能性や価値を更に高めるための受入環境の整備を推進することで、リニア中間駅を核とした世界に選ばれる新たな広域観光モデル創出に向け取り組む。
(交通ネットワーク)
リニア中間駅を始めとした新たな圏域内及び他圏域との交通ネットワークの形成等により、各地のつながりを強化し、新たな圏域を越えた人流、物流の更なる拡大・強化や次世代モビリティの活用を通じたイノベーションの創造を図るとともに、交通の結節点となるリニア中間駅周辺のまちづくりやリニア中間駅の効果を広域に波及させるためのアクセス向上等により、「生活・交流」「産業・しごと」「観光」の新たな拠点形成に向け取り組む。
○産業集積と相互連携
広域的な交通インフラを活用した新技術の導入や産業立地の誘導
・IC周辺等における新たな工業団地の整備、土地区画整理事業の促進や企業立地に向けた支援 ・国際コンテナ戦略港湾を核とした国際物流ネットワークの強化
○地域的な視点
リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)(リニア神奈川県駅)周辺地域
・イノベーション創出促進事業、相模原市・橋本駅を中心とした広域スタートアップ支援ネットワーク形成事業、相模原アクセラレーションプログラムなどによりイノベーションエコシステムの形成強化を図るとともに、さがみロボット産業特区をいかしたロボットフレンドリー実証事業などにより、国内外から人や次世代技術が集まる先端技術の拠点を形成し、首都圏における新たなイノベーションハブ、スタートアップハブの形成や、ロボット産業及び宇宙産業による成長産業の集積を目指す。
リニア中央新幹線山梨県駅(仮称)(リニア山梨県駅)周辺地域
・スタートアップ企業等の実証実験が盛んに行われる環境づくりを進め、新たなイノベーションが創発される「テストベッドの聖地」としての地位を確立する。それを突破口に、国内外の優秀な企業や研究者等が結集し、新たな産業の創出や研究開発機能の拠点化につなげることで、「最先端技術で未来を創るオープンプラットフォーム山梨」の実現を目指す。
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PJ2-2.広域的な交通インフラを活用した地域連携プロジェクト - 第19頁
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