その他令和7年11月10日
性感染症に関する公衆衛生対策の現状と課題
掲載日
令和7年11月10日
号種
号外
原文ページ
p.26
号外p.26
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抽出された基本情報
発行機関厚生労働省
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性がある感染症であり、性的接触のある全て
の人々における大きな健康の問題である。
感染症は、感染しても無症状であることが多
く、また、尿道掻痒感、帯下の増量、皮膚粘
膜症状、咽頭の違和感等の比較的軽い症状に
とどまる場合もあるため、感染した者が、治
療を怠りやすいという特性を有する。このた
め、不妊等の後遺障害や生殖器がんが発生し、
又はヒト免疫不全ウイルス(Human Immu-
nodeficiency Virus。以下「HIV」という。)
に感染しやすくなる等性感染症の疾患ごとに
発生する様々な重篤な合併症をもたらすこと
が問題点として指摘されている。特に、生殖
年齢にある女性が性感染症に感染した場合に
は、母子感染による次世代への影響があり得
ることが問題点となっている。
また、性感染症は、患者等(患者及び無症
状病原体保有者をいう。以下同じ。)が、自覚
症状がある場合でも医療機関に受診しないこ
とがあるため、感染の実態を把握することが
困難であり、感染の実態を過小評価してしま
うおそれがあること、また、性的接触を介し
て感染するため、患者等の人権の尊重や個人
情報の保護への配慮が特に必要であること等
の特徴を有することから、公衆衛生対策上、
特別な配慮が必要な疾患である。
さらに、性感染症を取り巻く近年の状況と
しては、感染症の予防及び感染症の患者に対
する医療に関する法律(平成十年法律第百十
四号。以下「法」という。)第十四条の規定に
基づく発生動向の調査により把握される報告
数は全体的には概ね横ばいの傾向が見られて
いる。全数把握疾患である梅毒については
平成二十三年以降、全体の報告数のうち多数
を占める男性の報告数の増加とともに、女性
の報告数と報告数全体に占める女性の報告数
の割合の増加も指摘されている。 年齢階級別
においては、男性は二十代から五十代までの
幅広い層を中心に報告されているが、女性は
二十代に多く報告されている。性風俗産業に
従事する女性及び利用歴がある男性の報告が
一定数存在する一方、個人間の接触等による
多様な機会を通じた感染拡大の可能性も指摘
性がある感染症であり、生殖年齢にある男女
を中心とした大きな健康問題である。性感染
症は、感染しても無症状であることが多く、
また、尿道掻痒感、帯下の増量、皮膚粘膜症
状、咽頭の違和感等の比較的軽い症状にとど
まる場合もあるため、感染した者が、治療を
怠りやすいという特性を有する。このため、
不妊等の後遺障害や生殖器がんが発生し、又
はヒト免疫不全ウイルス(Human Immuno-
deficiency Virus。以下「HIV」という。)
に感染しやすくなる等性感染症の疾患ごとに
発生する様々な重篤な合併症をもたらすこと
が問題点として指摘されている。特に、生殖
年齢にある女性が性感染症に感染した場合に
は、母子感染による次世代への影響があり得
ることが問題点となっている。
また、性感染症は、患者等(患者及び無症
状病原体保有者をいう。以下同じ。)が、自覚
症状がある場合でも医療機関に受診しないこ
とがあるため、感染の実態を把握することが
困難であり、感染の実態を過小評価してしま
うおそれがあること、また、性的接触を介し
て感染するため、個人情報の保護への配慮が
特に必要であること等の特徴を有することか
ら、公衆衛生対策上、特別な配慮が必要な疾
患である。
さらに、性感染症を取り巻く近年の状況と
しては、感染症の予防及び感染症の患者に対
する医療に関する法律(平成十年法律第百十
四号。以下「法」という。)第十四条の規定に
基づく発生動向の調査により把握される報告
数は全体的には概ね横ばいの傾向が見られる
ものの、全数把握疾患である梅毒については、
平成二十三年以降、全体の報告数のうち多数
を占める男性の報告数の増加とともに、女性
の報告数と報告数全体に占める女性の報告数
の割合の増加も指摘されている。性感染症に
ついては、 引き続き十代の半ばごろから二十
代にかけての年齢層(以下「若年層」という。)
における発生の割合が高いことや、咽頭感染
等が指摘されていることから、これらを踏ま
えた上で、性感染症対策を進めていくことが
重要である。
されている。このように、我が国における発
生動向の実態を把握し、それぞれに配慮した
施策を検討していくことが重要である。また、
全体の報告数増加に伴い、先天梅毒も増加し
ており、 梅毒に関する知識の普及啓発を含む
予防対策の推進が必要である。 その他の性感
染症については、引き続き十代の半ばごろか
ら二十代にかけての年齢層(以下「若年層」
という。)における発生の割合が高いことや、
咽頭感染等が指摘されていることから、これ
らを踏まえた上で、性感染症対策を進めてい
くことが重要である。
また、我が国においては、性感染症の施策
の実施において、 特別な配慮を必要とする者
として、生殖年齢の女性や妊婦、性風俗産業
従事者・利用者、男性間で性的接触を行う者
(Men who have sex with men。以下「MS
M」という。)等における発生動向の実態を把
握し、それぞれに配慮した啓発、相談の機会
や医療の提供等の対策を講じていくことが重
要である。
性感染症は、早期発見及び早期治療により
治癒、重症化の防止又は感染の拡大防止が可
能な疾患であり、性感染症の予防には、正し
い知識とそれに基づく注意深い行動が重要で
ある。このため、性感染症に対する予防対策
としては、感染する又は感染を広げる可能性
がある者への普及啓発及び性感染症の予防を
支援する環境づくりが重要である。特に、若
年層を対象とした予防対策を重点的に推進し
ていく必要があるため、学校等とより強固な
連携をしていくことが必要である。また、H
IV感染症(HIVに感染している状態で
あって後天性免疫不全症候群(以下「エイズ」
という。)を発症していないものをいう。以下
同じ。)・エイズと性感染症は、感染経路、発
生の予防方法、まん延の防止対策等において
関連が深いため、正しい知識の普及等の対策
について、本指針に基づく対策と後天性免疫
不全症候群に関する特定感染症予防指針(令
和七年厚生労働省告示第二百九十四号)に基
づく対策との連携を図ることが必要である。
性感染症は、早期発見及び早期治療により
治癒、重症化の防止又は感染の拡大防止が可
能な疾患であり、性感染症の予防には、正し
い知識とそれに基づく注意深い行動が重要で
ある。このため、性感染症に対する予防対策
としては、感染する又は感染を広げる可能性
がある者への普及啓発及び性感染症の予防を
支援する環境づくりが重要である。特に、若
年層を対象とした予防対策を重点的に推進し
ていく必要があるため、 学校等と連携してい
く必要がある。また、HIV感染症(IIV
に感染している状態であって後天性免疫不全
症候群(以下「エイズ」という。)を発症して
いないものをいう。以下同じ。)・エイズと性
感染症は、感染経路、発生の予防方法、まん
延の防止対策等において関連が深いため、正
しい知識の普及等の対策について、本指針に
基づく対策と後天性免疫不全症候群に関する
特定感染症予防指針(平成三十年厚生労働省
告示第九号)に基づく対策との連携を図るこ
とが必要である。
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