その他令和7年4月30日
花き産業の振興のための施策に関する事項
掲載日
令和7年4月30日
号種
号外
原文ページ
p.103
号外p.103
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2花きの生産量その他の花き産業の振興の目標
次に掲げる輸出額の目標及び輸入額の見込みに需要の長期見通しを併せて考慮し、令和12年の
産出額の目標を4,500億円とする。
また、令和12年の産出額の目標を達成するための花きの種類ごとの内訳は次のとおりとする。
切り花類2,700億円
鉢もの類1.100億円
花木類200億円
球根類20億円
花壇用苗もの類370億円
芝類80億円
地被植物類30億円
①輸出額の目標
輸出額は、近年の輸出の状況に鑑み、また、法に基づき講じられる花きの輸出の促進に必要
な施策の効果が発揮されることを前提に、令和12年の目標額を200億円とする。
②輸入額の見込み
輸入額は、近年の輸入の状況に鑑み、また、法に基づき講じられる花きの生産性向上等の施
策の効果が発揮されることを前提とすれば、令和12年に300億円になることが見込まれる。
第3 花き産業の振興のための施策に関する事項
需要に基づく花きの安定生産・安定供給を図るため、国産花きの生産者の経営の安定、花きの生
産性及び品質の向上の促進、加工及び流通の高度化、鮮度の保持の重要性への留意、輸出の促進、
研究開発の推進等について、国及び地方公共団体は、以下の施策を講ずるよう努める、
1生産対策
(1)花きの生産基盤の整備
新規参入者の確保・育成とともに、生産性向上を通じた生産基盤の強化を進めるため、生産
コストの低減に資する集出荷調製施設等の共同利用施設・機械の導入、暑熱対策等による同年
生産又は生産期間の延伸が可能となる低コスト耐候性ハウスの導入、既存ハウスの流動化や機
能強化、ヒートポンプ等の省エネ設備の導入を推進するよう努める。なお,施設整備にあたっ
ては、地域計画と連携しながら推進するよう努める。また、農業生産資材価格の上昇による影
響を小さくするため、資材コスト低減のための取組に対し支援を行うよう努める。さらに、花
きの生産者の産地間連携による技術交換や育種・種苗供給体制の強化,農業大学校等における
花きの生産技術の教育、これらの機会も活用した知的財産に関する意識・知識の向上等、生産
性及び品質の向上のための取組を支援するよう努める。
生産性向上に当たっては、農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関
する法律(令和6年法律第63号)第7条第1項に規定する生産方式革新実施計画について、花
きの生産者等による作成を推進するとともに、ロポット・データ駆動型農業や環境制御型の生
産システム、自動選花機等のスマート農業技術等の導入を推進するよう努める。その際,スマー
ト農業に対応するための基盤整備を推進するよう努める。
品質向上に当たっては、集出荷調製施設における低温庫といった産地の低温設備等、品質の
保持に資する施設の整備を推進するよう努める。
自然災害や価格低下等のリスクに対する備えを進めるため、収入保険や園芸植設共済等への
加入、激甚化する風水害等の自然災害に対する事業種練計画の策定、施設の補強等の取組を推
進するよう努める。また、省エネルギー対策に取り組む施設園芸産地を対象に、燃料価格の上
昇に応じて補填金を交付するセーフティネット対策を実施するよう努める。
(2)気候変動への適応策・緩和策
近年の温暖化による開花期の前進・遅延、生育不良等の高温障害や病害虫被害等の発生が深
刻化する中、需要期における出荷の安定・拡大及び品質の向上を確保するため、開花調整等の
計画生産技術の導入及び高温障害を回避・軽減する既存ハウスへの換気空の設置や遮光・遮熱
資材、循環扇、細霧治房、ヒートポンプ等の資機材を活用した栽培管理技術、物理的・生物的
防除法に係る技術・資材の導入を推進するよう努める。あわせて、高湿耐性や病害虫抵抗性品
種の導入を推進するよう努める。また、みどりの食料システム戦略(令和3年5月12日みどり
の食料システム戦略本部決定)及び環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷
低減事業活動の促進等に関する法律(令和4年法律第37号)に基づき、省エネルギーかつ最適
な温度・日長管理技術の導入による温室効果ガスの削減や化学農薬のみに依存しない耕種的・
物理的・生物的防除法に係る技術・資材の導入等の環境負荷低減の取組を推進するよう努め
る。
(3)研究開発の推進
国産花きの生産量増加、低コスト生産、需要拡大、海外輸出等を推進するため、高温又は低
温耐性等の気候変動への適応性,病害虫抵抗性,日持ち性といった特性を有する花きの新品種
の育成及び増殖技術の高度化を推進するよう努める。また、産学官連携の下、適切な役割分担
等を図りながら、新品種の育成等に関する研究課発を推進するとともに、その素材となる遺伝
資源の適切な導入、ゲノム情報等を活用した品種開発の加速化を促進するよう努める。さらに、
国内外における品種登録等による新品種の適正な管理や品種餞別技術の開発等により、知的販
産の侵害への対策を推進するよう努める。
生産性及び品質の向上を進めるため、産学官連携により、暑熱対策やニーズに応じた計画生
産、日持ち性の向上等に関する研究開発を推進するよう努める。また、花きの特性に沿ったス
マート農業技術の開発・改良及び既存技術と組み合わせた栽培体系の構築・導入を推進するよ
う努める。
特徴ある品種・品目等の高付加価値花きから日常使い向けに価格を抑えた花きまで、多様な
需要に対応しつつ、高収益化の実現に向けた栽培体系の構築を推進するよう努める。
2流通対策
(1)花きの流通の高度化
物流のひっ迫が懸念される中、「花き流通標準化ガイドライン」を基本に、パレット・台車の
利用や段ボール箱等の資材規格の統一等,流通に要する荷役作業・荷待ち時間の短縮、共同輸
送と組み合わせたストックポイントの構築等のコストの気減に資する流通経路の合理化を推進
する取組に対し支援を行うよう努める。特に、流通経路の合理化に当たっては、環境に負荷が
かからない輸送やモーダルシフト等、産元から小売までの流通に係る関係者の理解促進に努め
るとともに,流通情報のデジタル化と併せた通信環境の整備、流通情報システム間のデータ互
換性の確保等のブラットフォーム整備の取組を推進するよう努める。また,花きの短茎規格等,
省資材や積載効率の向上に資する出荷規格の見直しの取組についても推進するよう努める。
日持ちの良い花きへの消費者ニーズに対応するため、暑熱対策等品質の保持に資する卸売市
場における低温卸売場及び卸売市場やストックポイントにおける低温庫の整備等を推進するよ
う努める。
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