倫理的な組織風土の構築
令和7年7月1日|p.105
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2倫理的な組織風土の構築
倫理保持の徹底を図るためには、各職場において倫理的な組織風土を構築していくことが極めて
重要であるため、令和6年度においては、次の(1)及び(2)の業務を実施した。
(1)相談・通報窓口の周知
倫理的な組織風土を構築する観点からは、相談・通報の体制が整備されるだけでなく、利用さ
れることが重要となる。これらの利用が促進されることは,その組織が倫理保持を重視している
ことを示すだけでなく、違反行為に対し早期に認識・対処することで事態の深刻化を防ぐことに
もつながるものである。組織内外の相談・通報窓口の体制整備は各府省でおおむね整えられてき
たが、職員アンケートによると相談・通報窓口の存在を知らない職員も依然として一定数存在す
ることから、相談・通転窓口の周知に引き続き取り組んだ。具体的には、国家公務員倫理月間に、
倫理審査会が設置している公務員管理ホットラインの連絡先,各府省が設置する相談・通報窓口
の内部窓口や外部窓口の連絡先を記載したリーフレットを職員に配布するよう依頼した。また、
職員が営院携帯できるように配布している国家公務員倫理カードについて、府省ことの相談・通
報窓口が記載されているものを配布した。各府省においては、これらのリーフレット・カードの
活用のほか、相談・通報窓口のイントラネットへの掲載やメール等による職員への周知が行われ
た。
職員アンケートによれば、相談・通報したことにより不利益な取扱いを受けるおそれがあるの
ではないかなど、相談・通報に対して懸念を持つ職員もいる。そのため、相談・通報窓口を周知
する際には、相談・通報者が不利益な取扱いを受けないよう万全を期していること、匿名による
相談・通報も受け付けていること、通報後の流れなども併せて周知するとともに、各府省に対し
てこれらの事項を周知するよう要請した。
(2)相談しやすい職場環境の構築
倫理法・倫理規程に違反すると疑われる行為を行ってしまう前に、あるいは倫理法等違反と言
えるか必ずしも判然としなくとも疑義が生じた際に、当事者が立ち止まり、本人への確認や身近
な上司・同僚への相談等を行ったり組織内外の窓口に相談したりすることは,倫理法等違反を未
然に防止し、事態の深刻化を防ぐ上で効果的である。
そこで、倫理審査会が行う研修・啓発活動等において、繰り返し職場でのコミュニケーション・
相談等の重要性を強調するとともに、実際にそうした事態に直面した場合にどのような行動が取
れるか等の意見交換を行うよう依頼した。また、官房長等との懇談会や倫理事務担当者向けの伯
理制度説明会等の機会を捉え、各組織の窓口において倫理法等違反に関する相談等も受け付けて
いることを周知すること、相談しやすい職場環境を構築することなどを促した。