開発途上国等に対する技術協力
令和7年7月1日|p.102
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3開発途上国等に対する技術協力
行政の基盤である公務員制度を整備し、ガバナンスを向上させるという開発途上国が抱える共通
課題を踏まえ、人事院は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催する開発途上国の政府職
員を対象とした研修の実施等に協力している。
(1)人事管理セミナー
人事管理セミナーは、各国の中央人事行政機関等の管理職員を対象に、我が国の人事行政につ
いて、その基本的な考え方や運用、新たな動向等を紹介するとともに、討議や各国との比較研究
を通じ、各国の人事行政の実情に適合した人材マネジメントを参加者自らが考える研修である。
(各国の中央人事行政機関等の上級幹部職員を対象とする「上級人事管理セミナー」と、課長
哺生級職員を対象とする「人事行政セミナー」の2コースが令和5年度まで実施されていたが、
令和6年度に統合された。)
令和6年度は、13か国・地域から13人が来日し、約2週間にわたり実施された。
(2)上級国家行政セミナー
各国の中央政府機関の上級幹部職員を対象に、我が国のガバナンスと社会経済の発展の経緯を
紹介しつつ、様々な政策課題についての討議等を通じて、各国の社会経済の発展に資する行政の
在り方を考える研修である。
令和6年度は、11か国から13人が来日し、約3週間にわたり実施された。昭和61年度の開始か
ら令和6年度までの参加者は、合計85か国・地域397人である。
(3)ベトナム政府への支援
ベトナム政府の公務員採用試験改革に向けた取組に対し、JICAの技術協力プロジェクトを
通じて、人事院は協力・支援を行っている。令和6年度は、同国内務省の職員等10人の訪日研修
の際に、面接試験の実施に関する講義を行った。
(4)ウズベキスタン政府への支援
ウズベキスタン政府は、現在、公務員・国民の汚職予防意識向上に取り組んでおり、令和6年
度には、人事院はこの取扱に対し、JICAが実施する汚職対策促進のための訪日研修を通じて、
2回にわたり協力・支援を行った。具体的には、ウズベキスタン汚職対策庁等から来日した研修
員18人に対し、我が国の国家公務員倫理制度について紹介する研修を行った。
(5)キルギス政府への支援
キルギス政府は、令和3年度及び4年度にJICAが実施したキルギス・ウズベキスタン国別
研修「公務員の採用・選考制度改善」を通じて得た我が国の公務員採用・選考制度の知見を参考
に、公務員採用制度改善プロジェクトに取り組んでいる。人事院は、キルギス政府の本件プロジェ
クトを推進できるよう、令和6年度は、JICA国別研修のフォローアップ事業として、公務員
採用制度改善のためのオンライン・セミナーを研修員8人に対し行った。