その他令和7年7月1日

国家公務員の職員の成長に関する価値と能力開発の機会

号外p.61

出典:官報発行サイト(内閣府)の掲載情報をもとに整理しています。重要な確認は公式原文を基準にしてください。

原文確認推奨抽出テキストだけで判断せず、必要に応じて原文画像または PDF で確認してください。

本文と原文の対照

まず左側の本文を読み、必要な箇所だけ原文ページで確認できる構成です。

← 同日の官報に戻る
原文対照の表示オプション

国家公務員の職員の成長に関する価値と能力開発の機会

令和7年7月1日|p.61

左の本文を選ぶと、右側の官報原文画像で該当箇所を照合できます。

公式原文あり本文テキスト画像照合可誤りを報告
914月1日まで1日より1日
このような高度な判断を職員が責任を持って行うためには、実務経験と理論や演習による体
系化の繰り返しが重要であり、中長期的な視点での育成が必要となる。そこで、各職場でのO
JTを通じた行政経験の付与に加え、人事院では各府省の職員に対して、役職段階別研修、テー
マ別研修等を実施している。さらに、派遣研修として、専門的な知識、技能等を習得させ、そ
の後の公務に還元させることを念頭に置いて毎年多くの職員を国内外の大学院(修士課程・博
土課程)へ派遣している。また、各府省においても、それぞれの職員の能力開発のための様々
な研修を実施するとともに、一部府省では独自の研修施設を有するなどしており、中長期的な
視点での能力向上が意識されている。
④使命感に根ざした成長の場(職場の使命感とプロ意識の高さ)
国家公務員の職場には、国家公務員行動規範に定める各行動を取り、国民全体の利益の実現
に高い使命感を持って取り組む行政のプロフェッショナルが集まっている。このような志の高
い職員同士が、日々の行政サービスの提供や将来に向けた政策の企画立案に真摯に取り組み、
互いに切瑳琢磨している。国民生活に関わる社会課題の解決に向けて重責を担い,多様な視点
と高度な専門性を若いながら業務を遂行する中で、職員一人一人が大きく成長できる場である
と言える。
以上の内容を改めて整理すると次のとおりである。
(職員の成長に関する価値を差別化する観点からの整理)
①全体を俯瞰し、物事を構造的に捉える力(視座の高さ)
○目の前の業務と社会全体とのつながりを意識して、社会の仕組みを読み解く力を醸成
○民間企業において経営層が行うような高い視座での思考を国家公務員として実施
②多様で幅広い仕事を通じた多角的な視点、課題解決力、調整力(視野の広さ)
○「越境体験」を通じた多角的な視点の獲得
・自分たちの組織内での幅広い政策分野の経験
・他府省、地方公共団体、民間企業等との人事交流
・在外公館での勤務や国際機関等への派遣
○前例のない課題に対し、新たな発想で政策を総動員して対応する高度な課題解決力の獲
○複雑かつ多様なステークホルダーの利害を調整しながら関係者を巻き込んで課題を解決
する高度な調整力の獲得
③責任の大きい仕事への挑戦と中長期的な人材育成(影響力の大きさ)
○国や社会の仕組みに関わるルール形成に直接関与するような、国民生活に大きく影響す
る仕事に挑戦する機会
○高度な能力を培うため中長期的な視点で人材育成(公務への還元を念頭に多くの職員を
海外の大学院へ派遣等)
④使命感に根ざした成長の場(職場の使命感とプロ意識の高さ)
○志の高い職員同士が、真摯に職務に取り組み、互いに切磋琢磨する場
○重責を担い、多様な視点と高度な専門性を培いながら業務を遂行して成長する場
【コラム4】国家公務員の海外留学の機会
国家公務員の海外留学(行政官長期生外研究員制度)は、国際的視野を持ち、複雑・多様化
する国際環境に的確に対応できる行政官の育成を図ることを目的として実施しており、人事院
は、従来から国家公務員の魅力の一つとして力を入れてきている。毎年、ハーパード大学、マ
サチューセッツ工科大学、オックスフォード大学、ケンプリッジ大学など、来英を中心に世界
各国の大学院の修士課程・博士課程で日本の国家公務員が研鑽を積んでいる(年間約150人程
度を派遣)。
留学経験については、各府省の採用パンフレットを始め様々な媒体で紹介されており、国家
公務員の魅力的な能力開発の機会として発信されている。
なお、帰国した行政官長期在外研究員は、留学の経験・成長をいかして公務に従事しており、
その一部は帰朝報告のため、高円宮妃殿下に御接見を賜っている。
このほか、令和6年度には、各府省の管理職員を海外の大学院のリーダー養成コースに短期
間派遣する「リーダー派遣コース」も新たに設けるなど、若手のうちだけでなく、キャリアパ
スの様々な段階において視野を広げ、成長するための機会を提供している。
【コラム5】国家公務員として得られる能力やスキル
前記第1章第3節1の国家公務員イメージ調査のとおり、仕事を通じたスキルアップや成長
の機会について国家公務員はネガティブなイメージを持たれている。しかしながら、これまで
見てきたように、実際は、国家公務員という仕事は、前例のない課題に政策を総動員して対応
する高度な課題解決力や、複雑かつ多様なステークホルダーを相手とする高度な調整力など、
様々な能力・スキルを向上させる機会が多く得られるものである。
【職員の成長イメージと能力の明確化】
この観点で、職員の成長イメージと能力の伸長を結び付けて公表している先行事柄として、
「METI CAREER GUIDE~経産省でともに成長するために~」(令和6年6月経済産業省)
がある。
このガイドは、経済産業省が職員のキャリアについてどのように考えているのか、どのよう
な形でキャリア支援を推進しているのかを明確化・見える化する目的で作成されたものであ
る。同時に、人的資本経営の観点から対外的に発信し、人材確保にもつなげるという狙いもあ
る。
具体的な仕事の内容等についてはポストによって様々であることは当然であるが、このよう
に分かりやすい形で職員の成長イメージと得られる能力を示すことは,部内職員の成長実感を
高めるとともに,公務外に対する魅力発信としても有効と考えられる(図2-10)。
図2-10METICAREER GUIDE(経済産業省)
(注) 「METICAREERGUIDE~経産省でともに成長するために~」(2024年6月経済産業省)
【「調整力」の言語化】
国家公務員の行う調整は、各種スキル・能力を総動員して行われるものであることから、「調
整力」の中身については,人や仕事内容によってイメージするものが様々となっている。
この「調整力について、民から官、官から民への越境転職支援を行っているVOLVE株
式会社のWEBサイトでは「さまざまなステークホルダーの利害関係や価値観の違いがある詮
点について、現状とは異なる最適解を構想し、その最適解の実現に向けて、意思決定に必要な
人々の合意形成をすること」と表現されている。また、「調整力」をナレッジ・スキル・マイン
ドセットに分解し、国家公務員の仕事を通じてどのようなスキル・能力が身に付くのかを言語
化する試みが行われている。
このように民間企業と共通する言語を用いて分解し、国家公務員で身に付く能力・スキルを
説明することも、公務内外に対する魅力発信として効果的と言える(図2-11)。
読み込み中...
国家公務員の職員の成長に関する価値と能力開発の機会 - 第61頁
テキスト領域
選択中
非公開 (PII)
関連する新着公告を見逃さないために

会社名・機関名・キーワードを監視条件として保存し、新着掲載を継続確認できます。監視・通知の契約は天羅AIが提供します。

天羅AIで監視する(別サービス・新しいタブで開きます)