米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の変更について
令和6年11月18日|p.22
左の本文を選ぶと、右側の官報原文画像で該当箇所を照合できます。
農林水産省告示
米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の変更について
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第4条第1項の規定に基づき定めた米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針の全部を令和6年10月30日付けで変更したので、同条第7項において準用する同条第5項の規定に基づき公表する。
令和6年11月18日 農林水産大臣 江藤拓
米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針
第1 米穀の需給及び価格の安定に関する基本方針
米穀の需給及び価格の安定を図るため、米穀の需給の的確な見通しを策定し、これに基づき、整合性をもって、米穀の需給の均衡を図るための生産調整の円滑な推進及び米穀の供給が不足する事態に備えた備蓄の機動的な運営を行います。
このうち、米穀の生産調整の円滑な推進については、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)の枠組みの下で、平成30年産以降は、行政による都道府県別の生産数量目標等の配分は行わないこととし、国が策定する米穀の需給の見通し等の情報を踏まえつつ、生産者や集荷業者・団体が中心となって円滑に需要に応じた生産に取り組むとともに、水田の有効活用により自給率向上を図るため、主食用米の需要拡大、米粉用米や飼料用米等の生産・利用の拡大に取り組みます。
また、国が行う備蓄については、米穀の生産量の減少によりその供給が不足する事態に備え、毎年6月末時点での在庫量100万トン程度を現行の適正水準として保有します。
第2 米穀の需給の見通しに関する事項
1 令和5/6年の需要実績
(1) 需要実績の対象期間及び対象米穀
米穀の需要実績については、前年7月から当年6月までの1年間について算出することとしています。
また、需要実績の算定の対象となる米穀は、国内で生産された水稲うるち米及び水稲もち米から、需要に応じた米の生産・販売の推進に関する要領(平成26年4月1日付け25生産第3578号農林水産省生産局長通知)第4及び第5で定める加工用米その他主食用に充当されない米穀を除いた米穀(以下「主食用米等」という。)としています。
(2) 算出方法
需要実績は、令和5年産主食用米等生産量、令和5年6月末民間在庫量及び令和6年6月末民間在庫量を基に算出します。
| 表1 令和5/6年の需要実績の算出方法 |
| 需要実績=①+②-③ |
| ① 令和5年産主食用米等生産量 |
| ② 令和5年6月末民間在庫量 |
| ③ 令和6年6月末民間在庫量 |
(3) 需要実績(確定値)
前記方法により算出した令和5/6年(令和5年7月から令和6年6月までの1年間)の需要実績(確定値)は、図1のとおり705万トンとなります。
注1:主食用米等生産量は、令和5年産水稲の収穫量(主食用)(「作物統計」農林水産省大臣官房統計部)である。
注2:6月末在庫量は、玄米の取扱数量が年間500トン以上の届出事業者の在庫量に水稲を作付けした生産者の在庫量(推計値)を加えたものである。
注3:ラウンドの関係で計と内訳が一致しない場合がある。
2 令和6/7年及び令和7/8年の需要見通し(推計値)
需要見通しについては、我が国の人口が減少局面に入ったことを踏まえ、平成30年11月の米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針(以下「基本指針」という。)において採用した、1人当たり消費量(推計値)に人口(推計値)を乗じる手法により、算出することとします。
具体的には、
① 平成8/9年から令和5/6年までの需要実績をそれぞれ当該年の人口で除し、各年の1人当たり消費量を算出
② ①で算出した値を用いたトレンド(回帰式)で、令和6/7年(令和6年7月から令和7年6月まで)及び令和7/8年(令和7年7月から令和8年6月まで)の1人当たり消費量(推計値)を算出
③ ②で算出した値に令和6年及び令和7年の人口(推計値)を乗じて算出
することとします。結果は図2及び表2のとおりとなります。